こんばんは。
いま、東京じゃないどこかに来ています。
あ、国内よ！
移動の合間にちょいちょい書いてたんですけど、すっかり遅くなっちゃいました(^^;;
しかしね、ヨルダン戦ですよ。
いやぁ…悔しいね。負けるって悔しいよ。
そしてすごいがっかりさ。
がっかりと言っても「なーんだ、日本負けちゃったんじゃーん」という結果を見て言ってるのではなく、「なんでこういう戦い方したんだよ？！」というがっかりです。
別に相手の実力に比べて劣ってるわけではありませんからね。
前半ロスタイムでセットプレーで失点し、後半開始からか、後半早々から交代策を講じると信じてたのですが…
1人目の交代遅っ。
しかも前田に替えてハーフナーとか。
どう考えても中村憲剛出すべきでしょ。
私なら清武に替えて憲剛にしたなぁ。
清武すごいよかったけど、香川のトップ下はハマってなかったもん。
でも香川の方が得点力あるから、左サイドにして、憲剛トップ下、右は岡崎のままでやり直したらよかったのになと思いました。
この日の香川はトップ下のポジションに囚われ過ぎて、いつもならできるサイドハーフとのポジションチェンジもせず、トップ下に居つづけてたように見えました。
ボールを散らすのがストロングポイントの選手ではないですから、ボールを受けてもその先にスルーパスをバシっと通すでもなく、お決まりのように清武とパス交換のパターンばかりだったのが悔やまれます。
悲しいかな、ザックがトップ下には本田を固定してたのがよくわかりました。
でも、トレーニングマッチだったカナダ戦でも香川トップ下を試して、手応えなかったのにも関わらず、この日も香川をトップ下に据えたのは何でだったんだろう？
そこで機能してないのに最後まで香川のトップ下で心中したのもなんでだろう？
全く解せないです。
守備面では、2失点目の吉田が抜かれたシーンばかりが取り沙汰されてますが、よく考えてください。
吉田は右CBです。
あのシーンは左から始まってます。今野はどこ行ってたの…？
確かにあそこはファールでもして止めるべきだったでしょう。でも一人の責任にしていいの？
あの失点はディフェンスライン全体の責任だと私は思います。
レーザー光線が川島や遠藤、日本のファンにも当てられてました。
これは瞳に直撃すれば健康被害が出ますから非常に卑劣な行為です。
JFAにはしっかり抗議して欲しいですね。
別に再試合にしろなんて思いませんが、試合中断していいレベルだったのではと思います。
(抗議文提出するみたいね)
…ふう。
一昨日のゲームのフラストレーションを吐き出したところで、小話をしましょうか。
いや、長くなります。すいません。
ブラジル大会出場が決まれば5大会連続で出場となります…
そうか、もうそんな回数になるのですね。
みなさんは1997年のフランスW杯アジア最終予選は見てましたか？
テレビ？それとも現地？
私はホームゲームはほぼ全て見に行ってました。
アウエーは観戦仲間たちが行ってました。
フランスの時、初出場にもがき苦しんでたということを自分の体験談で記しておこうと思います。
1997年9月に始まった最終予選は国立でウズベキスタンを迎えてスタートしました。
この試合6-3で大勝。
私、すっかり勘違いしてました。
「楽勝で予選突破するかも！」と。
次のアウエーのUAE戦をスコアレスドローで引き分け、まずまずの出だしかと思った所、あの韓国戦ですよ。
ベルマーレのロペスの帰化が間に合い、呂比須ワグナーとして登録されたころですよ。
忘れもしない1997年9月28日。
キックオフは14:00。
日差し降り注ぐ国立のオーロラビジョンの下に私はいました。
試合は日本の山口素弘が鮮やかなループシュートを決めて先制。
すっかり勝てるぞムードになりました。
しかし日本は守りに入ったのか、FW呂比須を下げてDF秋田を投入。そこからだんだん流れがおかしくなったのでした。
結局逆転されてしまい1-2の敗戦。
試合終了のころには雨がしとしとと降っていました。
帰り、仲間の一人と何も話さずに千駄ヶ谷から新宿まで歩いたのを覚えています。
雨が降るなんて知らなかったから傘もささず濡れたまま。
頭の中でよぎりました。
「2002年に日本と韓国でW杯やるけど、2002が初出場になるかも」と。
でも同時に「次の試合後では華麗に勝つかもしれない」とも思っていました。
しかし、そんなかすかな希望は日を追うごとにひねり潰されてゆきました。
10月は2週連続でアウエーでのカザフスタンとウズベキスタンとのゲームがありました。
これらの試合でも日本は不甲斐ない戦いをし、連続で引き分けに終わります。
ご存知の方も多いでしょうが、カザフスタン戦後には加茂監督が更迭されました。
(更迭って言葉をこの時初めて知りました)
10月の最後のゲームは26日、国立でUAE戦でした。
日本が呂比須のゴールで先制するものの、追いつかれてしまい、結局引き分けに終わりました。
1ヶ月で4試合、1敗3分。
この時点で自力でグループリーグの1位突破が不可能となりました。
この試合後はチームのバスに卵を投げつける客もいました。(あえてサポーターとは言いません)
私はというと、あまりのショックと脱力感にそそくさと家に帰ったのを覚えています。
そして母親に「日本W杯なんて行けないんじゃないの？」と軽く言われて、ブチ切れてイスを蹴飛ばして怒鳴ったのでした。
「今回は絶対W杯に行かなきゃいけないんだ！！わかりもしないくせに簡単に批判するな！」と。
(私も大概血の気が多いな～)
自国でW杯が開催されるのに、出場経験がないという国は過去になかった。
一応日本にも出場のチャンスはあった。1994アメリカ大会に。
でもそれはドーハの悲劇として知られてる通り、出場決定の寸前で手から滑り落ちた。
もうチャンスは今しかなかったのだ。
今を逃したら「W杯出たことないのに開催する」という不名誉なタイトルがついてしまうのだ。
W杯に出るには2位で終えてプレーオフに出場して勝つしかない。
でもこんな状態の代表は戦い抜いていけるのかな…？
そんな挫け始めた心で次の試合を迎えました。
11月1日、アウエーの韓国戦。
仲間の数人が現地に行ってました。
私はテレビの前で祈りながら見てました。勝ち点が取れますようにと。
試合は名波と呂比須のゴールで0-2と快勝。
一気に希望が生まれました。
やれる、まだやれるんだと。
私たちは慌てて11月8日の国立での最終戦、カザフスタン戦の為に国立に並び始めました。
仲間で1日～半日交代でテントを張ってね。
かすかな希望だけを頼りにして、支えにして。
そして最終戦は、カズと呂比須が出場停止にも関わらず5-1と快勝！
緊急招集されたゴンちゃんと高木もゴールを決めました。
日本は、崖っぷちからプレーオフの舞台まで這い上がったのです。
いよいよ次は大一番。
この戦いに勝てばW杯出場。
相手はアリ・ダエイやアジジがいるイラン。
かなりの強敵でした。
仲間の数人がやはり現地に行くとのことで、私は最終予選中に作った似顔絵弾幕を託したんだよねぇ。
あの弾幕どこに行ったんだっけなぁ？
私はこの試合を母が経営してた居酒屋で見守ってたのですが、もはや祈ってるのみでした。
試合内容については全く語れなかったです。
内容どうでもいいから勝ってくれ！
それしかなかったから。
ここでもサッカーの神様は試練を与え続けます。
日本が先制したにも関わらず、後半にイランに逆転を許したのでした。
またダメなのかもしれない…いや、諦めたくない…頼むからゴール決めてくれ…！
後半31分に城のヘッドが決まった時、私はすでに泣いてたと思います。
この1点がどれほどの重みがあるか分かってたから。
そして90分で決着できずに延長へ。
最近の延長ルールとはことなり、ゴールデンゴール方式…1点入れた時点で試合が終わる、いわゆるサドンデス方式でした。
この時の緊張感は尋常ではありませんでした。
失点を許したら即終了ですからね。
また日本が中々決められないワケですよ。
岡田監督が岡野がシュート外してしまって頭抱えてたとき、私も頭が抱えたもん（笑）
だから、岡野がボールをゴールに押し込んだ時は涙を流して絶叫したよ！！
出られるんだ、あの大舞台に！！って。
もちろん母親に超怒られたけどね（笑）
この日は朝まで試合のビデオを繰り返し見てた。
そして夜が明けたと同時にスポーツ新聞を買いに行ったのでした。
とにかくこの歴史的出来事を保存しておきたい一心で。
あのときの最終予選は常に崖の上に立っていたようなものでした。
半歩でも後ろに下がったら海へ真っ逆さまに落ちる。そんな日々でした。
しかし今の状況は違う。
ヨルダン戦落としたけど、あと勝ち点1さえ取れば出場が決まるじゃないですか。
しかも2試合残してる。まだ可能性は十分にあるのです。
絶望にかられる必要はありません。
かと言って慢心は禁物ですけどね！
また同時に危惧してることがあります。
「勝って当たり前」の風潮です。
確かに日本はアジアで優れた成績を残してきてるものの、いつだって余裕で勝ったわけではないですよね。
また、ホームはメンタル的にも有利ですが、アウエーは逆になるもんですよね。
審判の判定も相手寄りになりがちだし。
これは日本だからってわけではありません。
強豪国と言われる国も割とW杯予選で苦戦してたりします。
必ず何かしらの壁があって、それをのりこえないとW杯に出られないもんなんだと思います。
特にW杯の予選には魔物が住み着きやすいもの。
応援する我々も強い心で見守って行きたいなと思います。
そして！
つぎのオーストラリア戦は6/4。
欧州組はちょうどシーズンが終わったあとですね。
皆が怪我なくシーズンを終えてることを心から願ってやみません。
そしてそして！
明後日はいよいよセインツはチェルシー戦ですね。
もう吉田さんも練習に参加してるんでしょうね。
あとプレカンも今日かな？
私まだ出先で、チェルシー戦見られそうにないのですが、マッチデイプログラムはiPadで入手しておこうと思ってます。
でもご紹介は翌週になるかもです…
楽しみにしてる方、ごめんなさいね。
ではではまた！！
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