7. Re:おはようございます!

2013年2月3日日曜日
お待たせしました~、朝アップした記事の続きです!

前エントリーに書いた、「アドキンスサッカーとポチェッティーノサッカーの違い」について感じたことをデータで検証していこうと思います。

▼検証その1▼ 「高くなったライン」

ユナイテッド戦は、前半早々にセインツが先制するという予定外の展開になったため、ユナイテッドを即本気にさせてしまい、ユナイテッドが逆転するまで猛烈な攻撃を浴びることになりました。

吉田がペルシ、ホーイフェルトがルーニーのマークかぁ~なんて思ってたら、香川、ウェルベックまで決定的なパスやシュートを打ってくる。
彼らに右や左の固定ポジションの概念はなく、めまぐるしくポジションを変えながら攻め入ってくるのです。
これはセインツのバックラインは相当やりにくかっただろうなと思います。

しかし、後半は中盤にスティーブン・デイビスを投入して汗かき役を増やしたことも功を奏して、セインツが試合のタクトを握ることに成功します。

そのS.デイビス投入成功には「ラインの底上げ」は切っても切り離せない関連性があるのではないかと思っています。

バックラインを高く保つことにより、S.デイビス、コーク、シュネイデルランがより狭いエリアの中でボールを拾えるようになるわけです。

ボールを奪ったら、そのボールを確実に繋げることでゲームを支配できるのですが…この部分は検証その2でお話したいなと思います。

ではそのラインの高さとコンパクトさを直近3試合におけるサウサンプトンのヒートマップでご覧ください。
(直近3試合→チェルシー、エバートン、ユナイテッド)

*ヒートマップとは…squawka.com提供の分析データの一つ。
プレーが多いほど赤くなるので、これによりプレーエリアとプレー量の比重が一目でわかるのです。

photo:01


photo:02


photo:03



どうですか?試合ごとにラインが高くなってるでしょ?
コンパクトさを見ると、ユナイテッド戦がハッキリでてますね。

チェルシー戦とエバートン戦を比較すると、コンパクトさは大差ないですが、エバートン戦の方がラインの底上げが出来てるので、前線がよりペナルティエリアに近づいています。

そしてユナイテッド戦のヒートマップでは、プレーの比重のバランスが取れてるのがわかります。
攻守に渡り、右サイドだけ、とか左サイドだけ…のような偏りがなかったと言えます。

さらにもう一つ嬉しいのは、サイド攻撃が進化したこと。
パンチョンは個人技を生かして相手守備陣を手こずらせる、いい選手なのですが、いかんせん持ちすぎなところがあります。
ボールを取られたら相手のカウンターの起点に、というシーンが何度となくありました。

しかし、サイド攻撃について球離れのタイミングを徹底されたのか、右SBのクラインをサイドのスペースに走らせてパスをつなぎ、クラインがゴールラインギリギリでクロスを上げるシーンを作るようになってました。

その証拠もユナイテッド戦のヒートマップに現れています。他の2戦と比べて見ると右サイドに色味がついています。

ポチェッティーノ監督はセインツの弱点を把握して修正を図っていると思われます。
次はセットプレーにメス入れてほしいかな。

▼検証その2▼「パスサッカーへのシフト」

その1で触れました、「ボールを奪ったら、そのボールを確実に繋げることでゲームを支配できるのですが」について。
ユナイテッド戦の後半は非常にテンポよくパスがつながって、なおかつパスミスが少ないので、ユナイテッドに奪われてチャンスをみすみす献上するということも少なかったと感じていました。

去年の9月10月はパスがきちんと繋がらないためにあっという間にピンチになるシーンばかりでしたので、ずいぶんと変わったのではないかと思います。

このパスについてもデータに表れていました。
こちらも直近3試合と比較しましょう。


<パス成功数 / パス総数 / パス成功率>

��1/16 チェルシー戦 315 / 393 / 80%

��1/21 エバートン戦 334 / 442 / 76%

��1/30 ユナイテッド戦 423 / 534 / 79%


パス成功率に余り大きな開きがないのですが、パスの数には明確に違いがあります。

チェルシー戦では400本を切っていたのが、エバートン戦では450本近くに。そしてユナイテッド戦ではエバートン戦から100本近く増えて534本を記録しました。
成功数も315本→334本→423本と確実に増えています。チェルシー戦とユナイテッド戦では100本超の開きがありました。

このことからも、パスをつなぎ続けることで、後半のセインツがポゼッションを高く保った理由が見えてきます。

ポチェッティーノ監督は、アドキンス前監督が目指していたポゼッションサッカーを継承して、育てていくのかもしれません。
そのためには一つ一つの技術をしっかり持ち、戦術理解度が高い選手が求められます。

ポチェッティーノ監督になってから、バルセロナでキャンプを張ったり、水曜日のユナイテッド戦後に帰らずウィガンで練習の時間を取っています。
こんなにも練習の時間を大事にしているのは、新しい事にチャレンジしているというより、今あるセインツのメンバーの力で組織力をつけて更に上を目指そうとしているのだろうと思います。

今のところは成功していますが、これからどうなって行くでしょうか。
興味深く見守って行きたいと思います。

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